高松市の入れ歯のご相談
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
せっかく入れ歯を作ったけれど、
入れ歯を入れて噛むと歯茎が痛い、
神経にさわるほど痛くて食事ができない
というお悩みを抱えてご相談にお越し下さいます。
または、
入れ歯を作ってみたけれど違和感がひどく
吐き気がしてくるため入れ歯を使えない
という方もいらっしゃいます。
入れ歯にした部分が痛くなる原因
入れ歯は歯茎の上に乗せているだけのものです。
歯茎は肉です。
肉ですので柔らかいんですね。
歯茎の下には骨があります。
実は入れ歯の最も大きな特徴として「骨が溶ける」ということがあるんです。
入れ歯を使い始めて今まで通り歯がある時と同じようにガンガンとお食事をされると噛む力で肉が傷ついてしまいます。
皮がむけてしまうんです。
そして合わない入れ歯で噛んでいると
どんどん骨が破壊されます。
過剰な力により骨が溶けるんです。
これを骨吸収と言います。
骨が溶けるとその上にある歯茎の肉も変形します。
合わない入れ歯を使い続けると骨が溶け骨の上にある歯茎も変形するのです。
入れ歯が合わなくなるのは当然です。
せっかく作った入れ歯だけれども入れ歯にした部分が痛くなる原因はこういうことなのです。
入れ歯が痛い時の対策
入れ歯を使い始めたら、気をつけけ頂きたいことがあります。
入れ歯で食事するたびに痛みが出る場合には変えて頂きたいことがあります。
それは食事の内容なんです。
入れ歯には本来のようにご自分の歯と同じような噛む力はありません。
入れ歯は歯茎の上にポンと乗っけているだけのものです。
今まで通りにガンガンと噛む力がかかり続けると入れ歯を入れた部分が強く当たり痛みがではじめて当然です。
また、歯茎にも傷がつき炎症を起こしてしまいます。
入れ歯を使い始めたならまずはお食事の内容を柔らかいものへ変える必要があります。
今までと同じように通常のお食事をしていると今度は歯茎の下にある骨がどんどん溶け始めます。
一度溶けてなくなった骨は元には戻りません。お食事の内容をまずは柔らかいものへ変えて頂くことが大事です。柔らかいお食事に変えて頂くだけでも痛みが治まっていくことがあります。
入れ歯を作り直しするには?
せっかく入れ歯を作ったけれど、噛むと痛いので作り直しをしたいというご相談は大変多く頂きます。
また、なくしてしまったというケースもあります。
入れ歯がないと日常生活に支障をきたしてしまうほど重要なものです。
しかし、保険適用で入れ歯を作成した場合には次に入れ歯を新しく作り直すには6カ月の期間を空けなくてはいけないという保険のルールができました。
昔は何度でも作れていた時代があります。それは別の医院へ行ったとしても、同じです。
自由診療で入れ歯を作っている場合には関係ありません。自由です。
保険で作る場合6カ月間は入れ歯の作り直しができないため最初に自分に合う入れ歯かどうかを見極めておくことがとても重要です。
入れ歯を作る前にしっかり検査を
入れ歯をする前にはしっかりと検査を受けるべきと考えます。
例えば家を造る時に地盤調査もせず、設計図もなくいきなり建てたらどうでしょうか。
水平だと思っていた地面が実は角度がついていて、ちょっと坂だった。ガタガタだった。くぼみや大きな穴があった。
こいうことが後からわかったらどうでしょうか。
とても住める家ではないですよね。
ですので入れ歯の場合も同じで、骨の形は皆さん違います。
同じ方でも右と左では骨の形はまったく違います。
同じ方でも上と下もまったく骨の形は違います。
骨の厚みがあるところと、高さがあるところと、厚みも幅もないところで同じ力が支えられるか。
同じ敷地内で固い地盤の場所と柔らかい地盤の所があって、そこにそのまま大きい家を建てたら当然固い地盤の所は大丈夫ですが、柔らかい地盤の所はちょっとした地震とかで地盤沈下が起こったり、ずれてきたりしますよね。ですので検査は非常に大事だと思います。
しかしながら保険診療ではそのような項目は入っていませんから、保険診療で検査を受けたからといってそれができるということは一応保険診療の中にもちょっとした検査はありますが自由診療の時の検査とはまったく違うものです。
検査を受けたから大丈夫ということではなく、どういう物を作られたいか、どういう希望があるのかによって、受ける検査、歯科医院側がご提案する検査自体も変わってくるのです。
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