ブリッジ治療の数年後

抜歯になった歯を補う治療として
歯科医師が一番多くおすすめするのが
「ブリッジ治療」です。
ある患者さんの事例をご紹介します。
この方は抜歯した1本の歯を補う治療として
ブリッジ治療を受けられていました。
ブリッジ治療とは失った蛇の両隣の歯を削り取りその歯を土台として人工の歯で
「橋わたし」のようにつなぐ治療法です。
橋わたしのようにつなぐので「ブリッジ治療」と言います。
ブリッジ治療の最大の短所は
失った歯の両隣の歯を虫歯でもないのに、健康な歯なのに
大きく削り取る必要がある
ということです。
ブリッジ治療は入れて数年は
問題ありません。
しかし数年後に必ずブリッジ治療の悲劇がやってくるのです。
噛めない
痛い
グラグラする
浮いてくる
こういう状態になってはじめてご自分が受けたブリッジ治療というものが
一体どういうものだったのか?ということを
身をもって知らされます。
この患者さん、その後、どうなったと思われますか?
ブリッジ治療を受けられた方は
この患者さんとほぼ同じ運命をたどっていきます。
ブリッジ治療をするために
土台にした両隣の歯が痛みはじめました。
ブリッジ治療にするために
両隣の歯を大きく削り取っているため
神経に近くなっています。
神経に近くなっているので
痛みがでるのもはやいです。
痛みが出た段階になってしまうともはや
「残念ですがもうこの歯の神経は抜くしかありません」
ということになってしまいます。
ご存じないかもしれませんが
歯の神経を取ってしまうとその歯は死んだ歯になります。
強度は生きている歯の10分の1まで落ちます。
枯れ木と同じですので
ほんのわずかの噛む力で
ポキッと折れてしまいます。
あの時、ブリッジ治療を選択し
虫歯でもない健康は歯を
ブリッジ治療の土台にするからということで
大きく歯を削り取ってしまったことが原因
数年後、両隣の歯の神経を抜かなくてはいけなくなってしまったのです。
まずは最初に知って欲しいのです。
ブリッジ治療とは一体どういうものなのか?

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香川県高松市。かみあわせ専門 吉本歯科医院 院長 歯学博士。歯の神経治療について専門的な情報を発信。四国で唯一の接着歯科学会認定医。歯を削らず虫歯で治す虫歯治療を行っている。歯医者さんが教える歯を失わない話を各地で講演、セミナー実施。放送大学講師

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