取り外し式の義歯(入れ歯)は
残っている歯を金属の留め金(クラスプ)でひっかけ
歯がない部分に歯茎に密着した
プラスチックの床(しょう)を作り
その上に、人工の歯を乗せているもの、です。
歯茎の上に
乗っけているだけ、
のものが
入れ歯です。
歯が抜けてなくなったら
入れ歯にするものだと
当たり前にお考えの方も多いです。
入れ歯の形が完成したのは
1900年と言われています。
今は、2020年ですので
おおよそ100年以上も前に作られた形のものが
いまだこの現代においても
使われている
ということです。
なかなか、他にないですよね?
でも、現実です。
一般的に歯を多く失い
ブリッジもできないような状態になった場合には
部分入れ歯を保険で作られるケースが
日本ではまだまだ一般的です。
しかし、保険で作った部分入れ歯で
違和感や異物感がない
噛んでも痛くない
という方は少ないです。
わたしたちの口の中は髪の毛1本でも
違和感を感じてしまう敏感な部分です。
それほど敏感な場所に
こんな大きな入れ歯装置が入って
気持ち悪くないはずがありません。
大きな異物が
口の中に絶えず入っているような
状態なのです。
部分入れ歯をはじめてつくられた方は
あまりの違和感に
作ってくれた歯医者さんに
こう言うはずです。
「ここまでの違和感があるもの
とても入れておけません。
異物感がひどく、吐きそうになってしまいます。
しかも、噛んだら痛くて噛めない。
なんとかして下さい!」
と。
しかし
歯医者さんには
こう言われることは
ほとんどだと思うのです。
「部分入れ歯とはそんなものです。
違和感は毎日使ってるうちに慣れてきますので
慣れて下さい」
と。
このような会話は日本中あちこちで
毎日のように交わされていることが
予想できます。
入れ歯はどんなに調整しても
必ず合わなくなります。
その理由をお話します。
More from my site
最新記事 by 吉本彰夫 (全て見る)
- 部分入れ歯と総入れ歯、どちらがいいのか?という質問 - 2024年5月21日
- 総入れ歯が人前で外れそうで困るお悩みを解消 - 2024年3月8日
- 総入れ歯で噛むと痛い原因 - 2023年6月6日